独学で動画編集を勉強する方法を教えて!
僕が実際に独学で勉強してきた方法を教えます!
今回の記事は僕が実際に独学で動画編集を身につけてきた方法について、経験談を踏まえて解説していきます。
これから動画編集を勉強していく方で、独学でやろうとしている人やスクールに通うべきか否か迷ってる方にとっては参考になると思います。
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動画編集は独学で勉強できるの?
僕は独学で習得しました
実際、僕はスクールに通ったりコンサルティングを受けたりすることなく、独学で動画編集を覚えて仕事にしています。学習期間は2〜4週間くらいでした。
日本人はどうしても何かを習得するには学校に通うべきではないか?と思いがちですが、必ずしもそうではありません。
特に、スクールに通うとなると安くても20万円から高ければ60万円やそれ以上のお金がかかってしまいます。
独学で1ヶ月やってみて、どうにもこうにもならないくらい、自分の理解力が低いことを実感するのではあればスクールに通うのも1つの手段ですが、必ずしも初めから通う必要はないと思います。
動画編集を習得する上でスクールが必要かどうかについて、以下の記事で僕個人の主観を述べているので、悩んでいる人はぜひ読んでみてください。
座学よりも実践経験の方が大事
そもそもですが、動画編集においては学ぶ時間よりも実践に費やす時間の方がとても大事です。
編集ソフトの操作自体はさほど難しいことはなく、意外とスムーズに操作自体は覚えることができます。
ですが、編集スキルは感覚的な部分がとても大事になってきます。
テロップの見せ方、カットのテンポ感、BGMのチョイスや音の調整など、これらは実際に動画をたくさん作ることで感覚として習得していきます。
なので、まず学習に時間を費やそうとするより、操作はサクッと覚えて実際に作るステップに早く移ることを心がけてください。
基礎さえ習得できればすぐに実践できる
動画編集においては、基礎さえ習得できればすぐにでも作り出すことができます。
例えばプログラミングなどを勉強する際、基礎を覚えただけですぐにWebサイトを作り始めるのは難しいかもしれませんが、動画編集においてはそんなことはありません。
基本の操作さえ覚えれば1〜2日で簡単な編集はできるようになります。
先ほどの話にも繋がりますが、とにかく学習のフェーズはスムーズに終えて実際に作り初めていきましょう。
また、動画編集は『編集ソフトの操作が難しい』と思われがちですが、実際そんなことはありません。
確かにパネルがたくさんあって難しく感じるかもしませんが、実際に使ってみたら感覚的に操作が可能です。
数年前より編集ソフトもかなりパワーアップしていて、初心者でも簡単に扱える優しい操作性になっています。
動画編集を独学で勉強する具体的な方法
では実際に、具体的に動画編集を独学で学習する方法について解説していきます。
ここでは僕が動画編集に最もおすすめしている編集ソフト『Premiere Pro』を使った編集をベースに解説していきます。
Adobeのチュートリアルの閲覧
まず、編集ソフトのPremiere Proを月額2,728円で契約するとチュートリアル動画を見ることができます。
これは、Premiere Proの基本操作や仕組みの説明などを行ってくれる動画になります。最初はこの動画に目を通すだけで、ある程度の仕組みを覚えることができます。
実際に僕も、最初に編集ソフトを契約した日にチュートリアル動画の閲覧から始めました。
チュートリアル動画はそんなに多くはないので、まずはサクッとこれを閲覧してからやり始めると基礎が抑えられるので編集の基本を覚えることができます。
チュートリアルはAdobeアカウントにログインすれば、閲覧することが可能です。
YouTube動画で検索
チュートリアルではそこまで詳しい方法が書かれているわけではないので、もしさらに詳しい編集の方法やテクニックを知りたければ、YouTubeでの学習も意外と参考になります。
ただ、YouTubeは動画がありすぎて編集上級者向けの動画も多くあるため、どれをみていいか迷うこともあります。
僕が実際にYouTube動画をみて勉強した方法は、「こういう編集できないかな?」と思ったことがあればその都度調べるということをしていました。
例えば、文字を筆で書いたようなアニメーションを作りたいとします。
その際、YouTubeで『Premiere 文字 手書き風』などと検索してみます。
そうすると、このような検索結果が表示され、手書き風のアニメーションの作り方を解説してくれてる動画がいくつか出てきます。
これらをみて学ぶということも部分的に使えれば結構参考になりますし、実際今でもこうして検索をすることがあるので、学習方法としては初心者・上級者関わらずYouTubeで学ぶのはおすすめです。
実際の編集画面を見て真似する
僕自身、初心者時代に独学で一番やって良かったなと思うことが、実際の編集画面を見て真似するということです。
実際に編集をしている人の編集画面を見ることは、とても学びが多いです。
スポーツでも最初は上手な人のフォームを真似するところから入るのと同じように、実際に編集に慣れてる人の編集画面にはヒントがたくさんあります。
実際の編集している様子を繰り返し見ていくことで、自分もその感覚を習得することができます。
さらに、編集に慣れている人はちょっとした効率テクニックを使っていたりします。
例えば作業を効率化する上でとても大事な『ショートカットキーの設定』なども、実際に編集している人の画面を見て気づきがあったりします。
YouTube編集の編集画面の基礎については、僕もこちらで無料公開しているので興味ある人はぜひ見てみてください。
教材を買って近道する
もし数万円の自己投資ができるなら、編集者としてスキルアップするための基礎が体系化して学ぶことができる教材を買って独学で学習してみるのも1つの方法です。
動画編集ソフトはできる幅がかなり広く、自由度が高い分、Adobeのチュートリアルなどをみても結構抽象的な解説が多いです。
要するにどこを目指すのかによってどの作業を覚える必要があるかが異なるので、『この順番で覚えていきましょう』というのが体系化されていません。
なので、どの作業をどうできるようになれば動画編集者として仕事ができるようになるか、の道のりがとても分かりづらいです。
教材を見るメリットとしては、編集者として実践できるレベルになるまでの道のりが具体的に体系化されていることです。
「この道を進めばここに辿り着きますよ」という道を進むことで、編集者として仕事にかかるまでの近道ができるというわけです。
本で習得するのはナンセンス?
Premiere Proの操作方法などを覚える本も出ていますが、ぶっちゃけ本で編集を覚えることはお勧めしません。
僕も初期の頃に「Premiere Pro入門」みたいな本を買って読んでみたりしましたが、なかなか理解が難しい。
それもそのはずで、そもそも動画編集は動きのあるものを作る作業なので、動きあるものを静止画の画像とテキストだけで解説しなければならない本には、伝えられる表現の幅に限界があります。
なので、動画編集の操作を覚える段階で本で学ぼうとするのはとても効率が悪いのでおすすめはしません。
上に書いてる学習方法は動画で学べるので、動画編集は動画で学習するのが一番です。
10年ほど前には、今ほど動画で学習できる環境がなかったので本で読むしかなかった時代もありましたが、今はそうではないですからね。
ただ、動画編集の操作を覚えた上で編集者として総合的にレベルアップする上で本を読むことはとても有効です。
動画編集者が読むべき本をこちらでまとめて書きましたので、併せて参考にしてみてください。
動画編集を独学で学ぶ上でのポイント
最後に、動画編集を独学で学ぶ際により効率的に習得できるようになるポイントを解説しておきます。
実際に手を動かしてみる
先に全部を勉強してから実際に手を動かして編集ソフトを触ってみるのではなく、その都度変種ソフトを触りながら作っていくこと方がいいです。
1つやり方を覚えたら、実際に編集ソフトを触ってやってみる。もう1つ別のことを覚えてたら、実際にやってみる。
この繰り返しをしながら1つずつ覚えていくことでより効率的に学習をしていくことができます。
動画編集は感覚として身体に染みつけていくことが大事なので、頭だけで覚えようとしてもなかなかできるようにはなりません。
目的(ゴール)を決めておく
・何のために動画編集をするのか?
・どんな動画が作れるようになりたいのか?
これによって学習方法も変わるので、まずはそこを明確にしておきましょう。
「副業でYouTube編集などの案件を受けて月5万円ほど稼ぎたい」
という人と、
「趣味で家族の動画を思い出として残しておきたい」
という人では、そもそもの学習方法が異なります。
このゴールから逆算し、それにあった学習方法や教材を用意しておくことが大事になってきます。
とにかくたくさん作ってみる
動画編集はスポーツや語学の学習に近いと思います。
頭で覚えるだけでは実際にできるようにはならず、頭で覚えて身体で作業して実際に動画編集者としてスキルアップしていきます。
そのためにはとにかく実践が大事です。たくさん動画を作りましょう。動画はなんでもいいです。最初はお金にならなくてもいいです。
そうすることで自分に今なにが足りないのか?次はどういったテクニックを学ぶ必要があるのか?が少しずつ見えてきます。
実際に動画を作る→足りない部分を明確にする→そこを学習して補う→(初めに戻る)
とにかくこのサイクルを回していくことが何よりも大事なのです。
まとめ
以上、動画編集を独学で学習する方法について解説しました。
僕自身も実際に独学で動画編集を学んできた身なので言えますが、ちゃんとした方法で学べば2〜4週間ほどで案件をこなせるスキルは身につきます。
「YouTube動画編集者になりたい」という方には「YouTube編集者へのロードマップ(無料)」でその手順を詳しく解説しているので、良かった参考にしてみてください。