動画編集者のヌーです。
空前の副業ブームともいえる昨今、副業としての動画編集の注目度がますます伸びているようです。
パソコン1つで時間も時間も自由に取り組める動画編集を副業にしようとする人が増えてるのは、それだけメリットが大きいからです。
・自分が動画編集に向いてるかどうかの判断
・副業収入を上げるための方法
- 目次 -
動画編集は副業に向いているのか
動画編集を副業で取り組むか否かを判断する際、「本当に自分に向いてるのか?」が不安になる方もいるかと思います。
ということでまず初めに、これから副業を始めようと思ってる人に動画編集は本当に副業に向いてるかどうかについて解説します。
動画編集が副業に向いてる人
動画編集を副業にするのに向いている人は以下の通りです。
・自由な時間に副業に取り組みたい人
・クリエイティブなことが好き人
・YouTubeやTikTokを見るのが好き人
・成長を楽しめる人
それぞれを詳しく解説します。
出勤なし、在宅でやりたい人
まず、出勤なしで在宅でやりたいという人は動画編集で副業に取り組みのは向いています。
動画編集はパソコンとネット環境があれば取り組むことができるので、ほとんどの場合は出勤などの必要はありません。
自由な時間に副業に取り組みたい人
また基本的には単価ベースなので、納期さえ間に合えば自分の自由な時間で取り組むことが可能になります。
本業の合間時間、終わってから寝るまでの時間、朝起きてから出勤までの時間など、自身のライフスタイルに合わせた時間に取り組むことができます。
クリエイティブなことが好きな人
動画編集にはただ単純作業で終わる仕事もありますが、多くはクリエイティブセンスが求められます。
映像・音・テキストをどのように組み合わせて見せていくのかがとても大事な動画編集は、クリエイティブなことが好きという人はとても楽しみながらできるでしょう。
YouTubeやTikTokを見るのが好き
いま動画編集を副業にしてる人の中でも特にアツいのがYouTubeやTikTok動画の編集です。
これらは時代に沿った流行り廃りがあるので、YouTubeやTikTok動画を日頃からチェックしてる人はその流れを察知することができるので、動画編集者としても価値が高いです。
また大きくの他人のチャンネル(アカウント)を日頃から見ることで、どういう編集が用いられてるかを感覚的に理解していることも大きな強みになります。
成長を楽しめる人
動画編集を副業にすると、その歴が長くなればなるほど自分の成長を実感できます。
編集スキルの向上に限らず、色んなことを覚えてできるようになったり、作業速度が上がったりします。
どういった自身の成長を楽しめる人は、それ自体がモチベーションに繋がるので動画編集の副業は向いているといえます。
動画編集が副業に向いていない人
逆に、動画編集が副業に向かない人はどんな人でしょうか。
・今すぐたくさん稼ぎたい人
・月2,700円の投資をしたくない人
それぞれ詳しく解説します。
強制力がないと働けない人
動画編集の副業は基本的に誰かに見張られながら働くわけではありません。
場所と時間が自由である反面、サボろうと思えばどれだけでもサボれてしまうので、自分に甘く強制力がないと働けない人にはなかなか向かないでしょう。
今すぐたくさん稼ぎたい人
動画編集を副業にして稼ぐには、編集スキルの習得→案件の獲得→自身のレベルアップの段階を踏む必要があるので、未経験の状態から今すぐ稼げるものではありません。
すでにスキルと実績があるなら、今月から数十万円を副業で稼ぐことは可能ですが、未経験の場合は慣れるまでに2〜3ヶ月は見た方がいいでしょう。
その反面、しっかりスキルアップして自分に価値がつけば自分の時間単価も右肩上がりに上がっていくといえます。
月2,700円の投資をしたくない人
動画編集を副業にするには編集ソフトが必要になります。
中には無料の編集ソフトもありますが、例え副業でもお金をもらってやる以上は有料ソフトは絶対に使った方がいいです。
有料ソフトにも種類はありますが、世界で最も多くの動画編集者が使っている業界No.1の編集ソフトPremiere Proは月額2,700円で使用が可能です。
この投資ができないのであれば、あまり向いていないので別の副業を探した方が良さそうです。
動画編集が副業におすすめである理由
以上のことを踏まえた上で、動画編集が副業におすすめである理由を述べたいと思います。
作業時間と場所が自由
副業に取り組む人は、本業で時間や場所の拘束がある人がほとんどだと思います。
動画編集を副業にすればパソコンとネット環境があればどこでもできるので、家でもカフェでも自分の好きな場所で仕事ができます。
さらに時間も納期さえ間に合えば自由に取り組むことができるので、本業で拘束が多い人は副業に動画編集を取り入れることで本業とのバランスを考えたライフワークバランスを確立することができます。
スキルの習得までが早い
よく動画編集と比較される副業にプログラミングなどが挙げられますが、プログラミングに比べると動画編集は習得までの時間が早いです。
最低限、編集ソフトを扱えるようになれば簡単な仕事であれば請けられるようになるので、早ければ学習を始めて1ヶ月以内でも副業収入を得ることができます。
本業にも役立つスキルが身に付く
副業で動画編集に取り組むことで、色んなスキルが身につきます。
動画編集スキルはもちろん、デザインスキルや企画・構成・マーケティングのスキルも経験を積めば一緒についてきます。
これからのスキルはどんな業種でも役に立つスキルになるので、副業で収入を得ながら自分の価値を高めるスキルも一緒に身につきます。
やり方次第でいくらでも稼げる
動画編集は労働時間で収入が決まるものではなく、自身で単価を決めることが可能です。
質が担保できれば、1万円の単価を10時間で終わらせても1時間で終わらせても良いのです。
動画編集は時間単価が低いと思われがちですが、実際そんなことはありません。
効率的に編集ができる仕組みを作ったり、外注で人にお願いしたりすることによって自分の時間単価を上げることに成功すれば、時給が5000円になったり1万円になったりすることもあります。
動画編集の副業の内容や種類
次に、具体的に動画編集の副業にはどういった種類のものがあり、その内容や得られる収入について説明します。
副業で取り組む動画編集の仕事内容
副業での動画編集として人気な、YouTube動画の制作を例に出します。
YouTube動画が出来上がるまでの流れとしては、
・企画、構成
・撮影
・編集
・修正
・アップロード
までが一連の流れになります。
副業で動画編集に取り組む際、最も多いのはこの「編集」のパートのみを担うことが多いです。
クライアントから既に撮影までされたデータが送られてくるので、それを編集・加工して納品します。そして修正指示が来れば修正を行います。
②編集
③納品
④修正
動画編集者の入り口としてはまずこの作業になります。
これが慣れてくると、企画や撮影まで一括して行う動画編集者もいます。もしここまでできれば企画費や撮影費も一緒に請求できるので、収入は増えます。
とはいえ、なかなか副業で企画や撮影まで含めてやるのは大変なので、動画編集を副業にしている人のほとんどはこの編集部分のみを担当します。
副業で行う動画編集の種類
一概に動画編集といっても、種類は多岐に渡ります。
一般的な動画編集といえばYouTubeやテレビ番組のような、カメラで撮影した映像素材に装飾を加えて動画に仕上げていくもののことを指すことが多いです。
最も案件数が多く、動画編集を副業として取り組む人のほとんどはこういった動画編集に取り組んでいます。
実は動画編集といってもその他にも種類があります。
まず1つにアニメーション動画の作成があります。アニメといえばイメージしやすいと思いますが、イラストなど2次元をベースに動きをつけてアニメーションに仕上げていく編集です。
こういったアニメーションの編集は上で挙げた編集ソフトとは別のものを使うことが多く、習得の難易度も少し難しくなります。
その他にもCGクリエイターなどもいます。
CGというのは実際には存在しないものを3Dでリアルに表現し、アニメよりもさらに現実に近づけた映像のことを言います。
アクション系の映画などでよく使用されている表現方法で、習得・制作にとても時間がかかる分、作れる人は希少なのでCGクリエイターとして活躍できれば希少な存在になるともいえます。
副業収入の目安
では実際に動画編集で副業をする人はどれくらい稼げるのか。
動画編集での収入は以下の公式で決まります。
単価というは編集する動画1本あたりの金額。
案件数というのは作る動画の本数。
単価5,000円の編集を月に10本こなせれば、月5万円の収入
単価2万円の編集を月に8本こなせば、月16万円の収入
単価10万円の編集を月に3本こなせば、月30万円の収入
になります。
ですので、いかに高い単価で案件を受注するか、どれくらいの本数をこなすかによって月の副業収入は異なります。
一般的には多いのは
1本5,000円〜10,000円ほどの動画を
月に5〜10本程度(月2,500円〜100,000円)
くらいを副業として取り組んでる人が多い印象です。
もちろんそれ以上もそれ以下もたくさんいます。
「どれくらい稼ぎたいか?」から逆算し、目標を立てるのが良いでしょう。
動画編集の副業の準備・始め方
では次に動画編集を副業にするには何から始めればいいのか、その準備と始め方について解説します。
①パソコンと編集ソフトの準備
まず動画編集は編集ソフトとパソコンがないと始まりません。
もしまだパソコンすら持っていないのであれば、最初にパソコンを買う準備からする必要があります。
選ぶべきパソコンのスペックなどについてこちらの記事でも解説してますので、併せてお読みください。
編集ソフトは色んな種類がありますが、Premiere Proがおすすめです。
編集ソフトとして扱いやすいのはもちろんですが、副業としてやる際は編集ファイルを共有して分担作業を進めることも多いです。
『途中までこちらで編集して、最後の仕上げを他の人にやってもらう』という分担作業をする際、編集ソフトが違うもの同士での作業分担はできません。
実際に案件の募集要項を見るとわかりますが、募集条件に「Premiere Proを使用してる人」という項目を設定している人は少なくはありません。
Premiere Proは動画編集を仕事にしている人が最も使っている王道の編集ソフトなので、まず迷ったらこれから始めるのが良いでしょう。
料金も月2,700円で使用できるので、コスパも良いです。
②編集スキルを習得
パソコンと編集ソフトが準備できれば、編集スキルを習得する段階に移ります。
編集スキルがないと副業として仕事は請けられません。
これは感覚的ですが、だいたい2週間〜4週間ほど勉強すれば単価5000円ほどの案件はこなせるレベルにはなります。
スキルの習得方法については、専門学校のような編集スクールもありますが、そこにあまりお金をかけたくないという方には『YouTube編集者へのロードマップ』を無料で配布してます。
こちらでは編集の始め方から編集ソフトの使い方など、ゼロからYouTube編集者としてのスキルを習得するまでを詳細に記載しています。
効率的にスキル習得する方法としては、勉強と実践の繰り返しです。
スポーツの上達と同じように、ただ勉強してるだけではなかなか上達しません。
とりあえず自分の思い出用の動画でも家族のホームビデオでも良いので、勉強をしながら自分の動画を編集してみましょう。
③ポートフォリオの作成
ポートフォリオとは実績としての自分の作品のことを指します。
編集スキルを習得すれば、そのスキルを証明するために動画を作ってみましょう。
その動画を実績として営業することによって案件の受注に繋がります。
ポートフォリオの動画としておすすめなのは、まずは単価が安くても良いので1本作らせてもらうことです。
このポートフォリオなしで営業するのとポートフォリオありで営業するのでは成約率も説得力もかなり異なるので、まずは先にポートフォリオを作っておきましょう。
④案件獲得の営業
ここまで来れば案件を受注するための営業を行いましょう。
副業で動画編集に取り組む際の主な営業パターンは次の通りです。
・クラウドソーシングサービスの活用
・クライアントへの直営業
クラウドソーシングサービス**とは編集者を探してる人と案件が欲しい人のマッチングサービスです。**
有名どころではクラウドワークス・ランサーズ・ココナラなどがあります。
どれも無料で使えるサービスなので、ここに登録して『動画編集案件』を探してみましょう。たくさんの案件が募集されているのがわかります。
クライアントへの直営業とは、動画編集を発注したい企業や個人と直接取引をすることです。
動画編集を外注したいと思ってる人を探し、自身が提供できるスキルを見せて案件を受注します。
オフラインでのイベントに顔を出して事業主と繋がったり、SNSで繋がりを増やすことによって直案件を受注しやすくなります。
まとめ
以上、副業としての動画編集の始め方や内容などについて解説していきました。
本当に動画編集で稼げるのか?が気になるという人は以下に動画編集が稼げるか否かをまとめていますので、こちらもご覧ください。