【業界のリアル】動画編集者が増えすぎてる件について。もう飽和してるの?

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動画編集者のJPです。

最近、以下のような噂をたまに聞くことがあります。

最近、動画編集者が増えすぎじゃない?

確かに、以前に比べると動画編集に着手する人は増えたと思います。

2022年11月現在、動画編集者はもう増えすぎて稼げなくなってしまったのか?

そのリアルな現状を、実際に動画編集者として4年以上活動してきた僕が詳しく解説していきます。

 

- 目次 -

動画編集者が『増えすぎ』と言われる理由


増えすぎているかどうかは別として、動画編集者が増えていること自体は事実です。

ではなぜ、昨今これほどまでに動画編集者が増えてきているのか。

実際にこの界隈で活動している筆者が感じているのは次の通りです。

・覚えるまでのハードルが低い
・動画編集の需要自体が増えている
・副業解禁など時代の流れ

順番に解説していきます。

 

覚えるまでのハードルが低い

動画編集者として活動するまでのスキル習得は、ログラミングなどのクリエイティブスキルに比べて習得しやすいと言えます。

実際、早い人であれば勉強を開始して翌月には案件を受注する人もいるくらいです。

プログラミングではあれば早くても半年、1〜2年くらいの学習期間を経てから案件を受ける人が多いイメージがありますが、動画編集はそれに比べると期間が短いです。

ですので、誰でも習得までのハードルが低い分、『動画編集者』として活動をしている人が増えやすい状況でもあると言えます。

 

動画編集の需要自体も増えている

さらに、動画編集の需要自体が増えている背景もあります。

企業が動画を使った動画マーケティングに取り組む流れは10年以上前からありましたが、ここ最近のYouTube・TikTokをはじめとした「動画プラットフォーム」の盛り上がりを見せています。

この流れを受けて、ここ2〜3年で動画編集者の需要が一気に伸びています。

今までは予算を多く持っている大企業が、テレビCMやWEBプロモーションなどで動画を作成するという流れがありましたが、

昨今では中小企業や個人商店でも自社のマーケティングに動画を活用し始めています。

現在では日本には500万社の企業があると言われていますが、その多くが動画を使って集客・採用・ブランディングなどを始めています。

ですが、社内で編集者を抱えてるパターンの方が珍しく、どうしても編集を外注せざるをえないということで、動画編集者の需要自体が伸びているということです。

 

副業解禁などの時代の流れ

また、ここ数年での働き方改革やモデル就業規則の改定により、副業人口も爆増しました。

空前の副業ブームといってもいいほど、これまで本業一本だったサラリーマンたちが副業に取り組み始めています。

その中でも動画編集は在宅でできるということで人気を集めている副業の1つでもあります。

これまでは動画編集を始める人は10代〜20代の人が多かったイメージがありますが、最近では30代〜40代からでも動画編集を始める人は少なくありません。

 

Q. 動画編集者は増えすぎた?

A.たくさん動画編集者が増えているのは事実だが、その分需要も急激に増加し続けているので、まだまだ飽和はしていない。

 

 

増える動画編集者、将来性はあるのか?

ではこのような動画編集が増えている中で、動画編集者の将来性はどのようになっていくのでしょうか。

この業界で働いている僕自身の感想を踏まえて解説していきます。

 

動画編集の需要はまだまだ伸び続ける

「動画編集者は増えすぎた」や「飽和している」などと言われていますが、そんなことは全くなく、むしろこれからまだまだ需要は伸び続けていきます。

出典:https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=24125

通信速度が4Gから5Gへの移行が完全に完了すれば、今よりもさらにスマートフォンで動画を視聴する流れが来ます。

さらに現在は広告も静的(画像やテキスト)な広告が多いですが、これからは動画を主軸とした動的広告がますます増えていくのは間違い無いでしょう。

そんな中で、動画編集スキルを持った動画編集者は企業にとっても貴重になってきます。

編集ソフトが便利になってきたとはいえ、簡単なソフトでは簡単な編集までしかできず、どこまで行っても人間の編集力が必要になってきます。

例えば、素材のカットやテロップ入れという『機械的な作業』は誰でもできますが、同じ作業においても

・素材のどこをカットして残すのか?
・テロップをどう見せるのか?

などの部分は人によって感性やスキルが問われる部分でもあり、完全にAIにとって変わることはできない部分になります。

 

求められるスキルが時代とともに変わる

動画編集といっても、求められるスキルは年々変わっていくでしょう。

例えば、今までは広告用の(15秒〜30秒程度)の動画を作れるクリエイターが重宝されてました。

その後、YouTubeというものが出現し、YouTube編集が得意な動画編集者が重宝され始めています。

このように、時代によって求められる動画クリエイティブは異なっていくので、それに併せた動画編集のスキルが求められるでしょう。

編集の方法論などの根本は時代とともにさほど大きく変わることは無いでしょうが、『どの媒体で配信するか』によって、それに応じた編集ができるか否かが大事になってきます。

最近ではいえば、YouTube動画編集者はまだまだ足りていません。

もし未経験からYouTube編集を始めたいと思う方は、僕が作成した「YouTube編集者へのロードマップ」を無料で配布してますので受け取ってみてください。

 

動画編集者はまだまだ少ない

確かに、動画編集ソフトを扱えて動画編集ができる動画編集者は増えました。ですが、仕事として動画編集で案件を受注し稼ぎ続けている動画編集者はまだまだ少ないです。

というのも、動画編集ソフトが使えるだけでは動画編集者として稼ぐことは難しいからです。

動画編集のスキルを何と組み合わせ、どうやって案件を受注するか、そのスキルも同時に求められてきます。

例えば、美味しい料理を作れる料理人でも、そこにお客さんを集めてリピートしてもらうまでの一連の流れを構築できなければ、料理人として活躍するこはできません。

同じように、動画編集のスキルがあっても、そのスキルをどう活用するかによって稼げるか否かが変わります。

ですので、動画編集スキルを身につけた上で編集者として仕事を進めるスキルも同時に身につけることができれば、かなり動画編集者としては希少価値の高い人材になります。

では、どのようにすれば稼げる動画編集者になるのか。

それを次に解説していきます。

 

視野が偏ってしまっていないか?

もしあなたが『動画編集者が多すぎる』と感じているのであれば、それは属するコミュニティがかなり偏ってる証拠かもしれません。

例えば、Twitterなどで“動画編集界隈”の人たちをたくさんフォローしていると、同じようなアカウントをたくさん見かけることで『編集者が増えたな』と感じるかもしれません。

フリーランスやクリエイターが集まるコミュニティに属しているなら、同じことを思うかもしれません。

ですが、一歩その枠から出てみると、動画編集をやってる人なんてかなり希少種であることが分かります。

世の中の労働者人口、事業主人口と比較してみてみれば、動画編集をお金を稼ぐ手段としてやってる人なんて思ってたほど多くないと感じることでしょう。

実際、僕も事業主が集まるイベントや交流会に参加する機会もありますが、『動画編集を生業にしています』という人に会うことの方が珍しいです。

 

増えすぎた動画編集者の中で稼ぎ続けるために

最後に、これから動画編集者が増えても稼ぎ続けられる編集者になるためのポイントを解説していきます。

効率化が図れる動画編集者になる

まず動画編集において効率化がとても大事になってきます。

ある程度稼ぐとなると、案件数をたくさんこなすのも大事になってきます。

ですが、1つの案件に時間を取られずぎていては案件数をたくさんこなすのも難しくなってきます。

とはいえ動画の質を下げるのは良くありません。

その中で効率的に質を下げずに編集を進めるというのがポイントになってきます。

例えば、

・ショートカットキーをマスターしておく
・エフェクトをプリセット保存しておく
・編集をパターン化しておく

などの工夫もあれば、作業を外注する際に

・簡単な作業は外注する
・指示書を明確にしておく

などの工夫をすれば、自分がさく時間を減らしながら作業を効率化させることが可能になります。

このようにして「どうすればもっと効率的にできるか」を考え続けることは動画編集者としてとても大事なマインドセットになります。

 

強みを持つ動画編集者になる

動画編集者として強みを持つことも大事です。自分はこれが得意です!と言える武器を持ちましょう。

自分は料理人です

とだけいう人と、

自分は和食が得意な料理人です

という人がいた時、和食が食べたいときは迷わず後者の料理人にお願いするでしょう。

同じように

動画編集者です!

とだけいう人と

YouTube編集が得意な動画編集者です!

という人がいれば、もしYouTube制作を発注したいと思った時は後者が選ばれます。

このように、自分の強みを明確にしてそれを発信することで動画編集者としてのポジションが確立できます。

「動画編集ができます。」というのは料理人が「料理ができます。」と自己紹介しているようなものです。

ではなく、「中華料理が得意な料理人です」のように、「アニメーションが得意な動画編集者です」といえた方がいいわけです。

今後、動画編集者が増え続けたとしても、ポジションをしっかりと持っておけば競合は少なくなります。

今後の市場の動向に敏感になりつつ、自分はどこのポジションを取っていくかもしっかりと考えておきましょう。

 

まとめ

以上、今回は動画編集者が増えている件についてお話をさせていただきました。

まだまだ需要は伸びる業界であることは間違い無いので、しっかりとスキルをつけつつ自分のポジションも確立していきましょう。

本サイトでは動画編集者としてスキルアップするための記事をたくさん投稿していますので、そちらも併せてチェックしてみてください。

 

 

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