スクールに通わず独学で動画編集を習得して独立までした話

 

動画編集を学びたいけど、スクールに通うべきでしょうか?

最近、こういった質問も多く受けます。

スクールというと安くても20万円からと、金額もなかなか高額になるので慎重に決めたいところです。

先に言っておくと、僕自身は動画編集のスキルを習得し独立するまでにスクールには通っていません。

独学で習得し仕事として独立したので、独学でも習得すること自体は可能です。

そういった経験も踏まえつつ、今回は動画編集の仕事とスクールに通うことの意義について解説していきます。

 

- 目次 -

動画編集の習得にスクールは必要なのか?


まず最初に動画編集のスクールが必要があるかどうかについて触れます。

 

独学でも習得できる

前提として、僕自身はスクールに数十万円のお金も支払えないところからのスタートだったので、スクールには通わずに習得しました。

なので、必ずしも動画編集を習得するにはスクールに通う必要はないということは身をもって言えます。

(どうやって独学で習得したかは、この記事の後半でお伝えしてます。)

たまに「必ず通わないと動画編集者として独立できない」と思ってる人もいますが、そういった考え方は間違いです。

スクールの営業トークなどでそう感じてしまってる人もいるみたいですね。

確かにスクールに多額のお金を払える人は、通ってしまうと手取り早いとは思いますが、必ずしもスクールが必要というわけでは無いことは理解しておいてください。

 

テレビ局や制作会社に就職したい場合

例えば、テレビ局や制作会社に就職したいと考えているのであれば、スクールに通うのも1つの手段だと思います。

理由としては、「独学でスキルを習得しました」よりも「スクールで○ヶ月学びました」という方が面接時に説得材料になりそうだからです。(あくまで個人的主観です)

どこのスクールに通うべきかは吟味する必要はありますが、例えばテレビ局に就職してテレビ番組の制作をしたいと思うなら、

テレビ局出身の講師がいるスクールなどであれば通う価値はあるのでは無いでしょうか。

 

専門性の高い編集を学びたい場合

「動画編集」と一概に言っても、その種類は様々なです。

世間一般で言われている動画編集の場合、映像素材を使ったYouTube動画などの基本的な編集を指すことが多いですが、

こういった一般的な編集なら独学でも習得は可能でした。

しかし、CGを学びたかったり、テレビアニメのような本格的なアニメーションを学ぶとなった場合、作業が複雑で習得にも時間がかかります。

ですので、動画編集の中でも専門性が高く習得が難しいジャンルに挑戦するのであればそこに対応したスクールに通うのはアリかと思います。

 

スクールに通わず動画編集を習得した流れ


では次に、僕が独学で動画編集を習得した流れを解説していきます。

 

①ソフトの契約

まず一番初めに有料ソフト『Premiere Pro』の契約をしました。

ソフトも色々ありますが、映像素材を使った一般的な動画編集ならAdobe社が出している『Premiere Pro』一択です。

他に、がっつりアニメーションを習得したいなら同じAdobe社の『Aftereffects』も候補に上がりますが、少し難易度が上がります。

先に学習してからソフトを契約しようと考える人もいますが、ソフトを触ったことがない状態で学習をしても理解しずらく学習は進みません。

なので先にソフトを契約して分からないなりにも触ってみることをお勧めします。

そうすることでソフトのイメージを掴むことができるので学習の効率も上がります。

 

②編集方法の学習

次に編集方法の学習を行います。

『Premiere Pro』を立ち上げて見ると分かりますが、細かい編集が可能な分、初見には何から触っていいかがなかなか分からないです。

ですので、まずは『Premiere Pro』の操作を覚えるために学習を行います。

学習の方法としては次の通りです。

 

Adobeのチュートリアル閲覧

『Premiere Pro』を契約するとチュートリアル動画を閲覧することができます。

チュートリアル動画は操作説明書のようなもので、『Premiere Pro』の基本的な操作説明などがされているので、基礎を理解することができます。

僕自身もまずソフトを契約してからはこのチュートリアルを閲覧することから始めました。

 

編集画面を見て学ぶ

実際に動画編集をしている人の操作画面を見ることはとても勉強になります。

スポーツの世界でプロの美しいフォームが参考になるのと同じように、動画編集においても実際に作成してる画面を見ることでイメージを掴むことができます。

僕自身も同時入っていたサロンで公開されていた編集画面を見ながら、実際に自分の編集ソフトを見ながら真似して作っていたことがあります。

Premiere Proを使ったYouTube動画の編集画面の基礎はこちらのYouTube編集者へのロードマップで無料公開しているので、こちらも参考にしてみてください。

 

動画教材で学ぶ

スキルを早く習得したい場合、数万円で動画教材が販売されていたりするので、それらに自己投資して学ぶことも効率的です。

教材では基本的にかなり具体的に解説されているので、同じように真似していくことで理解をすることができます。

スクールに通うとなると数十万円のお金がかかってしまいますが、教材だと数万円で学べるのでコスパはいいでしょう。

ただし、動画編集の教材にも色々な種類のものが出ていますので、自分が習得したい動画編集の種類に合ったものを選ぶようにしましょう。

僕自身もできるだけ効率的に習得したかったので、7万円のほどの教材を購入して学習を進めました。

 

③実際に手を動かして作る

ここまでできれば、あとは実際に手を動かしていきましょう。

動画編集スキルを習得する過程と、スポーツを習得する過程はとても似ていると思っていまして、

動画編集もスポーツも座学だけでスキルは習得できません。

基礎知識をつけた上で実際に手を動かすことで身体に染み付いて覚えていきます。動画編集でも同じように、まず動画の編集をやってみましょう。

僕の場合、直近で旅行にいく予定があったのでその様子をGoproで撮影したものを編集しました。

いま見るととても見るに耐えない編集をしていますが、その編集を通じて編集ソフトの操作性を身体に覚えさせていきました。

 

④良い動画の編集を真似する

慣れてくると、YouTubeなどにある「この編集いいな!」と思う編集を真似して編集してみます。

その過程で「この編集はどうやるのだろう」と思うのがあればGoogleやYouTubeなどで検索すると大抵は出てきます。

このようにして、日々の動画閲覧を情報収集の材料とし、「これいいな!」と思うものであれば真似した編集をしてみる。

それを繰り返していくことで、自分の中である種の編集レパートリーが増えていきます。

この編集レパートリーが増えると編集者として色んな表現ができるようになるので、自分の中での武器になっていきます。

 

スクールを活用するかどうかは自分次第

以上、本日は動画編集にスクールは本当に必要かどうかという点について、僕自身の経験談を踏まえてお話させていただきました。

スクールは有効的に活用すれば強みになると思いますし、とはいえ必ずしも必要なものではないというのが僕の結論です。

動画編集はソフトとパソコンさえあれば、誰でもいますぐスタートをすることができるので、興味ある人はまず手を動かしてみてください。

 

 

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